やるだけやったら出たとこ勝負

言い訳の出ないところまでやってやりたい、と思う意識そこそこ系会社員の記録。

さよならとそのあとの話

本日をもって、現職の直属の上長が最終出勤日でありました。

 

退職勧告を出してくる社のことなどどうでもいい、早くexitしたいと思いつつ、でもこの人に出会えただけでもここにきた値打ちはあったなと思える上長でした。

 

というわけで歴代上長の話をしていくのですが、人の話ばかりだとフェアでないので自分の話を。

某地方国立大経済学部13卒
→新卒で入った某ITややベンチャー経理からの財務からの社内SEをやってきて途中でメンタルをやられて休職
→家庭の事情で休職続けられない焦りから適当に某大手企業(東証一部上場)に2019年3月経理で転職キメちゃったけどそこも社風と仕事が合わずまたexit予定のもうすぐ29歳(これ書いてる時点では28歳)です。よろしくお願いします。

  1. 一人目(管理部長)
    まだ前職がIPOすっぞ!とか息巻いていたころ、それこそIPO要員で引き抜かれてきた人でした。上場企業の管理部門経験がある人で、MBA取得してるし海外経験あるしでIPOイキりにはいい人材だったと思います。

    ちなみにですが、IPOは数字とちょっとの覚悟さえありゃできちゃうもんだろ、という認識があります。私の中ではそんなに重要ではないです。というのも前職で数字が伴わない&社長が口ばっかりで全然IPOに近づかず監査フィーの浪費だったなぁみたいな思い出があるからです。この話詳しく聞きたい方は突っ込んでくださいまし。

    社会人になって一人目の上司で、2013年6月に財務・経理課に配属されてから半年後の2013年12月にexitして起業してました。妻子持ちなのに思い切ったというか、でも起業する人は妻子持ちとか関係ないからねえ。今は自分のやりたいことを存分にできているようです。FBのつながり切っちゃったから追えてないけど。
  2. 二人目(管理部長)
    私の社会人生活において最も影響が大きかった人です。2014年1月~2016年9月までお世話になったっけか。
    影響が大きすぎるが故に思想に染まりすぎてしまいたいような自分がいて苦しい思いをしたりも。
    虎キチ・酒豪・某企業経営企画からの前職と、企業規模劣るのに思い切った転職するもんだなぁと眺めていました。
    彼の一番すごいなと思うところはタフさと某企業経営企画で培った数字への情熱、そしてマネジメントスキルです。
    一人目の上司のとき、先輩社員と合わなくて人生初の心療内科にかかりながらも仕事をしており、ボロボロで人事考課も人並みの評価が頂けず腐りながら仕事をしていた私に役目を与え、多少なりとも切れ味鋭い経理として育ててもらった恩があるのです。
    彼は自分の腹の中は絶対に人に読ませなかったけれど、人を見る目は確かで、適材適所の人員配置を行っていました。
    彼の吹かせた風のおかげで、決算も他部署との折衝も資金繰りも何もかも頑張れたしそこに酔い過ぎていた節もあった。
    仕事に忠誠を誓っていたのか彼に忠誠を誓っていたのかはわからないけれど…

    かけられた言葉で一番印象的だったのが、「若いうち(多分~30歳)に仕事でも勉強でもなんでもいいからこれだけはやりきった、と思えるものを作ってほしい」というもの。それを探すために必死で働いていたし、何者かになりたかった自分がいた。
    いた、という過去形なのは、結局のところ自分は自分にしかなれないのだと気づいたからなのだけど、それはまた別のお話。

    会社の財政状況が芳しくない中で組む資金繰り表は胃が痛くなるもので、なぜなら知りたくない話を誰よりも先に知る作業だったからです。でも私はやりきりましたし、少なくとも上司の役には立ちましたし、この経験から秘匿性の高い仕事は受けてみるものだし私は絶対にだれにも漏らさない自信がつきました。

    結局財務・経理の仕事の何が好きだったんだろう。事務作業不向きポンコツでも自分なりにタスクシュートしながら華麗に定時退社できていたこと、監査対応でバチバチやってたこと、「上司からの真っ当な信頼がある」と感じられていたこと、あと仕事に対しての対価が実感できたことか。それだけだなぁ、でもそれだけあれば十分ね。
  3. 三人目(情報システム課課長)
    人としては仲良しになれたけどマネジメントの相性は良くなかったなぁと思う人です。プライベートではお誕生日会に呼ぶくらいには仲良かったのよ…
    SIerでブラックな環境にいてからの前職情シスでまったり働く環境づくりに精を出していて、それはそれでよかった。

    ITずぶのド素人の私に手取り足取り基礎から教えてくれたこと、なんとか一人前に引き上げようとしてくれたこと、本当に感謝しています。
    お陰でふわっとネットワーク周り、SQL、運用タスクのあれこれはできるようになり、またインフラ周りに関心を持ちながらタフにあの世界を生き抜いていました。
    みそっかすの私でも多少なりとも誰かの役に立てるって実感させてくれたこと、ITの世界の面白さを見せてくれたこと、最終的にメンタルやられて挨拶もできないまま去ってしまったけれど、受けた恩を返せなかったのは心残りです。

    私があまり自分から抱えてるタスクのことや問題のことを発信できなかったのがよくなくて、で結果仕事のできなさにばかりフォーカスして自滅する形で前職を終えてしまうなんて予想だにしなかったよね。本当につらい話。
    でも今再びITの世界に帰ろうとしている私にとっては、原点です。

    前職は財務・経理、情シス共に泣きながら仕事するようなことばっかりで、自分の至らなさがきつくてきつくてなんで生きてるんやろうって思い過ぎててつらかったのもあるし、そこまで落ちたからこそ自分が評価されたときはとても嬉しかった。だから仕事に依存してるんですよね私は。不思議だよね、あれだけ趣味を充実させて生きているのにそれでもなお仕事に全振りして燃え尽きようとしているの。
    もともと、働いてお金を得ることがすべて、みたいな家庭環境だったのもあるのですがそれはまた別のお話。
  4. 四人目(本日最終出勤の経理課長)
    絵に描いたようなデキる男。スーツの着こなし顔の良さ仕事の出来具合、どうやったらそうなるんだよってくらいの佇まいの雰囲気の良さ、ふえーこういう人実在するんやな!推せる~!ってちょっと喜んでしまった。笑
    現職でのメンタル面のこととか何を仕事の目標にするかとかめちゃくちゃ気にかけてくれて、退職すると決まってからも課員のケアは極力していた印象。

    でまあ今日が最終出勤日なので朝礼で挨拶があったのだけど、
    辞める理由としては経営者として世界をとるのだということ、そして残る人には「なぜ、なんのためにこの仕事をしているのか考えてほしい」と言っていた。

    その言葉を受けてから今日最後の課長との面談に臨んで、開口一番
    「ここで仕事している意味感じられないんで辞めます!アハハ!」って言っちゃった。去るタイミングが違うけれど去るもの同士別にいいでしょうこれくらい、exit宣言なんてのはカラっと明るくドライなくらいがちょうどいい。
    そのあと、やっぱITの世界に戻りたいということ、転職のオファーならまあ事欠かないんじゃないですかねという強気、私はマネジメントにも関心が出てきましたよとかいう報告をつらつらして会社disって面談終わりました。
    あ、あとね、大企業に対しての幻想が打ち砕けたことと、課長にこうして腹を割って話ができただけでもこの会社に来た意味がありました、と。
    こういう話がカラっとできるのは、根にその人の人間性を信頼する気持ちがあるからで。対人関係の湿度とか手触りとかそういったものは案外敏感に感じ取れるもので、だからこそ腹を割って話ができて、だからこそこの会社においておくには惜しい人だった。
    社のバックオフィスの離職率上がってきたけどそれはそういうことなのでお察し、で社においておくには惜しい人から辞めていくので順当なもんだよ。

    あまりにもデキる人だから最後に出身大学でも聞いておくか、と思って尋ねたらなんと高卒で、簿記一級取って会計事務所に就職して地元で転職くり返して前職では役員、で弊社のために関西に来た、と言ってました。マジで人は学歴でも職歴でもなくてマインドだってわかったよね…
    たいがいは逆が多いんですよ、学歴と職歴が立派でもマインドが伴わない人ってはいて捨てるほどいるのにね。
    退職勧告受けてるけどわたしは強いからなんとでもなります、去るあなたはあなたらしく、どうか健康で、が最後に交わした言葉でして。
    強いから、はタフさの話じゃなくて私には拠り所がたくさんあるという意味で。

    (ちなみに面談時カレンダー広げながら、えっ5月末でやめさせようとしてるん?多分それあいつ(部長)が総務人事に言わせとるだけやで、無茶やで、みたいな話をしていた。私もせめて次の職決めてからexitしたいんですけどどうなるんですかね)

    今日のお昼が課長の送別会で、最後の挨拶で、言葉を詰まらせて涙を堪えて言っていた「短い間だけど皆さんの人生に寄り添うことができてよかった」ということ、果たしてわたしは今後の人生でどれくらいその感情を抱き言葉にすることができるのか。
    あなたのようなタフネスは私は一生かかっても持ち合わすことができないもので、それはきっとデフォルトの持ち物にはなくて、だからこそ得たいと思うんだろうね。

    さよなら、憧れであり目標とする人。
    本当に全てが完璧なままいなくなる。

    私は私のやり方で上を目指しつつ居心地のいい場所を作っていくしかないんだよ、自分の人生しか生きられないからね。



尚現職部長(実務をしないのに手柄は横取りする無能)については言及しません。あいつのせいで心身ますますボロボロになって早々に現職exitすることになったんや…
前職その他かかわりあった上長もいいや。
以上、歴代上長の話でした。結構会社員してるの好きなんですよ、私。