年始から春先にかけて取り組んでいた、マッチングアプリのことを書こうと思う。
今の気持ちの総括ですね。
ぞう氏のスペック
- 社会人5年目正社員(たぶん総合職たぶん技術職)
- 27歳(マッチングアプリ開始時は26歳)
- 舞台を観るヲタク
- 優先順位は、趣味・仕事>>>>>>>>>(なにかしら)>>>>>>(越えられない壁)>>>>出会い
- 好き嫌い分かれる容姿だけど私は私のこと好き。
- 俗に言う喪女(交際経験がない非モテなので)
周りのこと
- これまで親や周りから「結婚は?」「彼氏は?」などと訊かれたことはない
(訊かれるようなコミュニティに属していない) - 結婚とか恋愛とかはまあそういうのは自分のタイミングで好きにやればいいんじゃないの…周りがどうとかじゃなく自分がしたいからするものだしね…という雰囲気
- FBに上がる結婚・出産報告にも「そうなんや!おめでとう!」以上の感情は持ったことがない。
- …他人と比べてどうこう思って焦ることができたら今頃何かしらで折り合い着けて結果出せてるでしょ。
結婚について
- ~25歳まで
ヘイト寄りの感情が強すぎて、
結婚したら個の自由は奪われるものだし、
どちらかがどちらかに隷属しなければならないのだろうし、
弱いものがリスクヘッジで寄り合うための契約に過ぎないと考えていたため、
長い間「絶対にしてやるものか!」とさえ思っていた。
今思うと結婚に親でも殺されたのかというくらいの偏り具合。適切なロールモデルが周りになかったり自分の視野が狭すぎた気がする。 - 25歳以降
趣味関連で、Twitterを通じてご家庭をお持ちの方に多く触れることで、
別にそこまで毛嫌いするものでもないな?単なる契約ですし、まあ私も誰かとするかもしれんな、くらいに変わった。 - 出産したい気持ちもなく、結婚自体を単なる契約としか捉えていないため、焦るトリガーはどこにもなかった。
契機
- 今年の初めに行った占い
やはり人並みに何かしらしておいたほうがいいのだろうか…と悩んだので。 - 占いで言われたこと
今年婚期!結婚するなら今!これを逃したら32歳が次の婚期だけどそんなの売れ残り!と言われたため、では何かしらするか…と各種マッチングアプリに登録していた。 - なぜマッチングアプリか
マッチングアプリならお金もかからないし、空き時間にやる分にはオタク予定の妨げにはならないだろうという考えからです。 - (よくよく考えてみれば、売れ残りだなんて失礼な話だし、年齢をトリガーに焦ることができたなら今こうなってないんだけど…wという気持ちだ。)
マッチングアプリについて
- 抵抗はなかったか
オンライン経由での異性との出会いについては、そもそも趣味の関係でオンラインでの出会いは慣れているので大丈夫。
むしろ実生活の中のコミュニティ内の出会いってなんかうまくいかなかったときしんどそう…と思っていたしその辺はよかった。
- 大まかな感想
こうやってスペックで絞って人を選ぶ/選ばれるのは悪いものではない - 反省点
しかし、「交際経験がない」ことが自分の中で相当重かったのか、最初は恐々写真を選び、プロフィール分を書き、マッチングしたら焦りを覚えながらやりとりし…とあまり効率の良いものではなかったように思う。交際経験がないことはそこまで恐れるに足ることではなく、もうちょい好きに、魅力的に見えるように自分のことアピールしたらよかったかなー。まあこれは次回に生かそう。
…箇条書きが下手なのが分かったのでだらだら書きます。
やってみて
何人か会ってみて、そのうちの一人を好きになり何度かデートしたが連絡が来なくなり無事失恋しました。
いやあ最初から上手くいくってことはなかなかないものね…!
なかなかにつらかったけど、しかし恋する期間は楽しかったし、恋する私は最高に可愛いし、コレ案外悪いものじゃないなと思えたのは大きな収穫。
自分が予想外に学歴厨でそこそこ面食いということも分かったしね(震え声)いや自分の異性版想像したらやっぱり同等のスペックは求めたいから…
結婚願望は芽生えなかったし、多分何も起こらないまま今年を終えると思う。
でも、そもそもデートって楽しいものだし、
ちらほらと「誰かと共に過ごす方の人生も悪くなさそうだ」と思えた。
これって大きいと思うんですよ、何もしなければ得られた経験・考えではない。
0から始めてここまで成長できたのだから、これは自分を褒めるに大いに値すること!
やっとタイトルの話にうつる。この辺からが結論のようです。
何が埋まったのか
これは、そもそも恋愛や結婚とは…と考えるまでは穴があることにすら気づかなかったのだけど。
長らく、自分のことを低スぺ非モテデブスと思い込み、
また希死念慮ガチガチで毎日何かしら死にたいと思いながら自傷するように暮らしてきた期間が長かったのが、
マッチングアプリを通じて、自分の行動一つ一つで僅かにでも未来を動かし、経験がないなりに試行錯誤することで、
(彼氏ができたり結婚につながったというマッチングアプリの趣旨らしい結果は出ていないのだけど)自分捨てたもんじゃないしまだまだ自力で楽しいこと作れるし、
いいところたくさんあるなと気づけたのです。
そこで気づいたのが、就職活動なり勉強なり趣味なりで「自分で未来を選択する」という経験を今まで積んできたにも関わらず、
自分でそれを大したことないことだし…と認めなかったが故に、そこが穴になっていた。
その穴を、これまで避けてきた異性との出会いという新しい経験を選んだ自分を認めて褒めて愛することで無事埋めることができた。
いやこれめっちゃ大きいじゃないですか…やってみるもんだな本当に!
返す返すも、彼氏はできていないし非モテのままなんだけど、今までになく自分を認めて愛することができたので思い立ってみた過去の私にセンキュー!
人と人の出会いは不確実な要素が多すぎるからこそ、取り組む値打ちがあるものなんだろうなぁ。
ここからはあんまり関係ない話。
付随した気づき
人というものはそれぞれが愛するに足る存在で、それは私も同じだということにも気づきました。ぼんやりしてるけど…
ああこの辺が重くて不器用だなあと自分でも思うけれど、まあ、仕方ないです。
男女の出会いに限らずだけど、浪費するように時間を使って人と向き合うには、人生はあまりにも値打ちがあるもので、いつまでもそうしていてはあっという間に老け込んでしまう。
一つ一つの行動と結果を値打ちあるものにし自分のためにしていくには、
頭使って楽しんで作戦立ててやっていくことが大事なんだろうね。
モテること、恋人がいること、結婚していること、子供がいることは単なるステータスであって、その状態をよいものにするにはそれぞれの状況に応じた策が必要だろうし、まあ何にせよ惰性でやっていくと特に何も収穫なさそうなことに気付いたし自戒をしておきたい。
今の自分のスペックで出会える相手の相場とか、自分の希望がわかったところで、
変えられるところは変えていって、どうしても変えられないところには腹を括って向き合いながら、今後も楽しみながら嗜む程度に恋活・婚活できたらいいなぁと思います。
自分自身に腹を括って向き合うことと、相手にも腹を括って向き合うことは恐らく同義であって、自分を十分愛せていたら、この先もきっと大丈夫な気がします。
あ、あと恋愛の優先順位は上がらなかったし、気が向いたときにしかしたくないですw
せいぜい人生の10%くらいのもの、でもその中で私に愛されて損はさせないよ、くらいのスタンスで今後ともお届けしたい。
以上、アラサー喪女というステータスのわりになんやかんや明るく楽しく生きているオタクの記録でした!長文にお付き合いセンキュー。