やるだけやったら出たとこ勝負

言い訳の出ないところまでやってやりたい、と思う意識そこそこ系会社員の記録。

RENT2017に寄せて

RENT2017に寄せて

RENT2017大千秋楽おめでとうございます。
作品・キャストの感想というよりかは、RENTとわたし、という話を書きます。
自分の人生と作品を重ね合わせて観がちな人の文章です。
ネタバレの考慮はしていません。すまんな。

2015年10月18日の大阪大千秋楽が私にとって初めてのRENTで、もともとどんな話かもぼんやりとしか知らないけれど、RENTをやると決まった瞬間
「ああこれは絶対観ないと後悔するやつだ、呼ばれている」
と直感が働いたのでした。

そういうときの勘って大体当たるものだし、自分を呼ぶ芝居は何かがあって呼ぶものだった。

2015年のときは、先ず普段観ているミュージカル(※主に東宝系と宝塚ばかり観ています)と毛色が違うところに衝撃を受け、しかしながら少しずつ世界観に慣れていき、
一幕終わった時点で幕間に「よくわからないけれどあと10年は生きてやろう…」とツイートしていました。


2015年当時は25歳、仕事のこと、これからの人生のこと、先が見えずただただ浪費するように時間などのリソースを使い、生きてていいことはあるのか、というかいいことってなんなんだよ…という気持ちと、しかしまだ死ねそうにないしどうしたものかという中途半端さの中にいました。
生きることって、果たして希望はあるの?あるとしたら、どこに?それはどういうものなの?
全部が全部意味づけられるわけでもないのに、ひたすら意味と成果物を追っては自分からしんどくなっていったあの頃。
(その焦燥感が手伝ってか2015年はこれまでで一番観劇回数が多く、結果として観た芝居に救われて立ち直った側面もあります。やっぱりヲタクはヲタクの現場で救われるんやで。)

そんな中、ひとつ私の心に希望を灯したのがRENTでした。
ありきたりかもしれないけれど、Another DayのNo day,but Today…今しかない、過去も未来もない、ただ今を精一杯生きる気持ち、吐きそうになるくらいまっすぐで衝撃的で、多分これ自分が向き合うことに逃げてた課題だと気付き。
自分は今をどう生きているのか、ちゃんとできてるのか…わからない、けれどあと10年は頑張ってみたい。という着地を得ました。

今年はさすがに2015年ほど泣かなかったけれど、それは2015年に得た着地をもとに、少しでも成長できているからだ、と思っています。
それでも、自分がすれっからしになっていないか、斜に構えることを大人になることと勘違いしていないか、過去にすがり都合のいい未来の妄想で生きていないかは振り返るべきポイントです。

I'll cover youもとても泣いた。人生で初めて泣いたラブソングです。
これまで概念でしか理解していなかった「愛」が初めて具象化されて私の中に叩き込まれた感じ。すごい、愛って存在したんだ、と初めて体感したんですよ。
今年に入って恋活・婚活にマッチングアプリですこし手を出していたのですが、この時に愛を信じることができたのもわずかながらにモチベーションにつながっていました。

La vie Bohemeとても楽しい。モーリーンみると、お尻を出した子一等賞だ…と思いがち。
戦争の反対は平和じゃない、クリエイション!のとことかすごく好きだし、上手の岡本悠紀さん観がちです(役名で呼んで)

そして、Seasons of Loveを聴くたびに、私も人生を愛で数えたい、と思います。
実際問題愛では食っていけないのだけど、だからこそ。
525600のこの時は万人に平等に与えられているけれど、浪費してはいないだろうか。
精一杯生きることができているだろうか。
あるいは…精一杯生きることから逃げていないだろうか。
やはり原点に帰る気持ちです。
…整理付かないな、もうちょっとこの作品は語りたい。

今27歳で、まあアラサーと呼ばれがちで、まあまあいい年齢になっていますが、
そして生きていく限りは当たり前に歳を重ねるのだけど、
だからと言って老け込みたくはないし、老け込むことと歳を重ねることは違う。
RENTにまっすぐ向き合えなくなったら、いや、観劇にまっすぐ向き合えなくなったらおしまいだと思いました。

自分のリソースは有限だからこそ、浪費するように観るのは、私にとっては違うのだ、と戒める。
いや観劇って道楽だからこそ、どうせなら自己投資までもっていきたいので…

2015年に「あと10年は生きてみるか…」と思ったけれど、どうやら10年じゃ足りなさそうで、10年先ももっともっと先も、願わくば、人生を愛で数えながら過ごしていきたい。
私にとってRENTはそんな作品です。

 


あと村井くんが2015年より良くなってたのと(「…どこにも」のとことかめっちゃ好きやしマークに出会えてよかったなって気持ち、今後も多く観ていきたい)、堂珍さんの顔が好きというのと、沙羅マリーちゃんかわいいというのと、岡本さんはヤクの売人もいいけどベニーで観たいというのと、まあそんな感じです。キャスト別語ると長いオタクなので今回はやめておきます。
そのほか、マーチンが欲しいし、インナーカラー入れたいし、化粧品はMACを使いがちになったのはRENTの影響ですね。よかったね私。